TYP0S は、失敗を「治す」ためのサービスではない。
失敗は治療の対象ではなく、人間の構造的な性質として、ただそこにある。
この憲章は、TYP0S を運営する私たちが、何をしないと決めたかの宣言である。
TYP0S は、あなたの typo(失敗・しくじり・やらかし)を、励ましたり寄り添ったりしない。あなたが書き、あなたが選び、シャツに変換する。それだけを行う。
「もっと頑張れ」「大丈夫」「次はうまくいく」── そういう声は、TYP0S からは発されない。「あ、人間やってる」と、隣に座って同じ景色を見るだけ。
公開された他人の typo に対して、creator の本名・SNS・連絡先は表示されない。代わりに、TYP0S が割り当てる詩的匿名が表示される ── 「夜の散歩者」「寝そびれた人」「言いそびれの達人」のような、100 種類の名前。
これは user が選べない。決定論的に割り当てる。それでも、知らない誰かに「ああ、自分もそうだ」と思える名前であってほしいから、機能性ではなく詩で組んだ。
みんなの typo は、新着順のみで並ぶ。エンゲージメント順・人気順・あなたへのおすすめ ── これらの並び替えを、TYP0S は使わない。
誰の typo が上に来るかは、その人が書いた時刻だけで決まる。「見られる側」のプレッシャーを下げ、「見る側」の偶然性を増やすための選択。
「めちゃわかる」が何回押されたかは、creator にも、他の人にも、表示されない。フォロワー数、いいね数、再生数 ── これらの数字を、TYP0S は持たない。
edition 番号はあなた自身の連番(1 着目、2 着目…)だけが表示される。他人と比べる数字は、最初から作らない。
TYP0S は、毎晩 20:00 JST に全ユーザーへ同時に通知を送る *。「あなただけ」のタイミングでは送らない。「いま開きたくなる頻度」を学習で最適化することは、行わない。
同じ時刻に書く、という共時性が、見えない仲間意識を作る。これは BeReal の発明から学んだ、TYP0S の選択である。
* Phase 1 launch では opt-in 通知。Phase 2 で 20:00 同期 push へ完全移行。
あなたが入力した typo は、Anthropic / OpenAI / その他 LLM 提供者の学習データセットに、TYP0S 側から提供されることはない。API 経由の inference には、API 提供元のポリシー(zero data retention 相当)が適用される。
誰かのモデルの精度向上のために、あなたの失敗が再利用されることはない。
シャツに焼かれるのは、TYP0S の文字ロゴ 30 種 × 0 マーク 30 種 × 自由なロゴカラーの組み合わせだけ。あなたが書いた typo の本文は、シャツに乗らない。あなたのクローゼットの中だけに残る。
受注生産 3-4 週間。差別的・違法・第三者を傷つける表現が含まれる場合、TYP0S は注文を受け付けない。出るべきでないものを街に出さないために、人の目で確認する。
アカウント削除をリクエストすれば、あなたの typo・公開デザイン・ブックマーク・個人情報は、即時に削除される。注文履歴のみ、日本の税法に基づいて 7 年間 匿名化された状態で保管される(あなたを特定できない形で)。
「やめる」ボタンは、Profile 画面のうしろではなく、画面に出ている所に置く。引き止めるダークパターンは使わない。
みんなの typo で公開されている誰かの design を「これを着る」で購入すると、購入額の半分は creator に届く(plus 製造原価控除後)。残りの半分が TYP0S の運営費。
あなたが他人の typo を着る = その人を匿名のまま支援する装置になっている。誰のものかは分からないままで、その人の暮らしには少しだけ届く。これが「話しかけても大丈夫」を経済で支える仕組み。